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【コラム】他の子と比べない、一人一人の赤ちゃんの成長を楽しむ “コドモ目線の赤ちゃんのトリセツ”とは

2021年4月28日

ひとりひとりの発達 コドモ目線の赤ちゃんのトリセツ

初めての赤ちゃん誕生は予定日より10日遅れ、陣痛促進剤を使ってのお産となりました。
若い頃からずっと運動をやってきた私。
「絶対に安産だよ」と周りにも言われ、当然そうなると思っていたのに陣痛促進剤を使ってもなかなかお産が進まず、2日目には私自身が高熱を出し、最終的には緊急帝王切開となりました。

なんと出生体重が4000gを超えていた長女。
力強くおっぱいを飲んでくれるものの、生後8か月を過ぎても寝返りをしませんでした。
育児書を見ながら焦りを感じ、寝返りの練習をしたり、うつぶせにしたり。
だんだん他のお子さんと一緒に遊ぶのが憂鬱になり、外出もためらうようになってしまいました。

そんな中でもいつも笑顔をふりまいてくれる娘の姿は、追い込まれる私の助けになりました。
振り返ると、あの時は子どもに向き合っているつもりでいても、育児雑誌をうのみにして他の子と比べ動作獲得が遅い娘に引け目を感じていたのかもしれません。

生後8か月で保育園に入園した娘。
同じ年生まれのたくさんのお友達と接する中で、私も子どもそれぞれの個性があることを感じ、体格のよい、ちょっとゆっくり目の娘を受け入れることが出来たような気がします。

思えば、その子その子の発達のスピードがあり、娘は五感を使って外の世界と触れ合っていたのだと思います。あの時、私に大人だけの目線でなく、もっと赤ちゃん目線で世界を見えていたら、あんなに焦ったり落ち込んだりしなかったと感じるのです。
そんな思いから「コドモ目線の赤ちゃんのトリセツ」の必要性を皆さんに伝えたのが始まりでした。

大人に一人一人個性があるのと同じように、生まれたての赤ちゃんにもそれぞれに個性があります。
ほかの赤ちゃんと比べるのではなく、目の前にいる子どもの笑顔、泣き顔、個性を味わってほしい。
そして今、赤ちゃんがしている動作一つ一つに意味があり、未来につながっていることを知ってもらえたらうれしいです。
一緒に赤ちゃんとの生活を楽しんでいきましょう♪

この記事の執筆者

  • 河合 麻美

    理学療法士

    リハビリママ&パパの会 代表
    NPO法人 Remind 代表

    リハビリママ&パパの会 代表
    NPO法人 Remind 代表